鳥のフンが車に与えるダメージ|ボディーや塗装に与える影響とは

空爆被害? 鳥のフンが与える車へのダメージとは

鳥のフンが車に付くと、悪いことだらけ
運気が上がるなどと言ってる場合じゃない。えらいこっちゃ~の緊急事態です。

車の汚れの中でダメージが最強なのは、この鳥のフンではなでしょうか

その他にも被害の大きい代表的な外的要因の中には、木の樹液などもありますが鳥のフンだけは最強です。

そもそも、なんで鳥のフンが強烈なダメージを与えるのか

フンの成分自体は季節や鳥によって違ったりするみたいですが、一般的に主成分は尿酸 たんぱく質・ナトリウム・アンモニアなどと言われています。

そもそも鳥には哺乳類のような尿を溜めておく膀胱がなくて、オシッコを直接ウンチと一緒に排出しているのだそうです。

なぜ鳥の体にはこのような仕組なのかといえば、鳥が空を飛ぶためには出来るだけ体重を軽くするために無駄な器官をはぶく必要があったからではないかと言われています。

鳥のフンを見ると白い部分と黒っぽい部分に分かれていると思いますが、特にヤバいのが白い部分。

この鳥のフンの白い部分は尿で、タンパク質代謝で発生したアンモニアを尿酸として排泄し、この尿酸が強力な酸性のため車の塗装面を短時間で酸化させてしまいます。

車の塗装は基本的に、アルカリ性には強いのですが、酸性には極端に弱い特性があるのです。

歯のない鳥は、木の実などの硬い固形物を短時間で消化してしまうほどの強力な胃酸の持ち主ですので、車に与えるダメージも強力というわけです。

フンをつけたまま放置しておくとどうなるのでしょう?

先ほどにも延べたように鳥のフンは強い酸性で、車の塗装はアルカリ性には強いのですが酸性には弱いという特徴があるので短時間で酸化します。

夏場などボディーが高温になる時期には、早くて2~3時間で浸食が始まります。

早期の場合、シミの跡ができても磨きで対処できますが、放置していると酸化による腐食でクリアー層にクラックが入り、こうなると残念ながら磨きでは除去不可能で、再塗装するしか方法がなくなってしまいます。

コーティング施工済みのお車は未施工の車に比べ、塗装へのダメージ被害を格段に遅らせる事はできても完全に防ぐことは不可能ですので、やはり早めの対処が大切になります。

鳥のフンに関しては見つけた時点で即除去が基本です!

他の汚れとは違い、鳥のフンに関しては付着してからの時間が勝負です。

普通の汚れであれば次回の洗車でキレイにしよ~  でもいいですが鳥のフンは見つけた時点で即除去してください。

少し時間がたってカチカチになってる場合は、柔らかいクロスをお湯で濡らし、軽く絞った状態でフンの上にのし柔らかくなるまで待ちます。

ふやけてきたら、優しく力を入れずに取り除けば大丈夫!

鳥のフンには砂や硬い固形物なども交じっていますので、決して力を入れず、金魚すくいの要領で優しくとりましょ~  ポイの使い方ですね^^

普段から車の中に、柔らかいクロス(マイクロファイバーなど)とペットボトルに水を入れておけば、出先など鳥の空爆にあっても俊敏に対処できますね(^^)/

フンをつけられない対策ってあるの?

ないです(+_+)

でも、フンを落とされる確率は減らす事ができると思います。

鳥のフンが落ちている道路や駐車場に車を停めない。

これが最大効果の対策かと思います。

それと以外に知られてないですが、駐車している車のドアミラーに興味を示し遊んでる鳥をみかけた事が結構あります。

ミラー周りに集中してフン被害が集中してるようでしたらサイドミラーを折りたたむか反射しないよう工夫することで回避できる場合もあるかと思います。

あと、これは聞いた話で定かではないですが・・・

駐車場の上の電線に鳥が集まってフン攻撃が凄まじい、という場合は電力会社に相談すると、鳥が止まれないように電線にカバーをつけてくれる事もあるようです。

もしご自宅の駐車場で、フン害が酷い場合、一度ご相談されてみるのも一つの手かもしれません。


鳥のフンにはバイ菌がたくさんいます。鳥のフンの中に含まれるそういったバイ菌を吸い込むことで、病気になるリスクが高まると言われています。

鳥のフンを取り除く場合は、できるだけ素手で触らいようゴム手袋や、更に菌を吸い込まないようマスクなどの着用をお勧めします。